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休もう
2019.05.12
◎マタイの福音書11:28~30
イエスのおられる所は安らぎに満ちていたのではないでしょうか。人々は安らぎを求めてイエスのまわりに集まりました。当時のユダヤの民はローマ帝国の圧政に苦しみ、疲れていました。ユダヤの宗教家たちはその苦しみをケアすべきのところを、律法主義(行為義認)の重いくびきを負わせていました。そのような中でイエスは「疲れた人」「重荷を負っている人」を招かれ、「休もう」と声をかけられたのです。この世界が始まって以来、一番最初に「休もう」と言われたのは、主ご自身でした(創2:2,3)。そして後に十戒において人間に休むことを命じました。これは第一に人の弱さをあわれみ休息を与えてくださったことであり、第二にこの命令を通してみことばへの従順を試すためでありました。律法主義の重いくびきではなく、イエスとともに担うくびきを負っていくことを主は勧められました。主の許で本当の安息を得る時に心が平安に満たされ、感謝と喜びをもってみこころを行うことができます。安息から奉仕へと遣わされるのです。 (小林泰輔牧師)
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