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父の愛
2019.07.14
◎ヨハネの福音書15:9~12
人間の父の愛と母の愛には違いがあると言われます。母の愛は無条件に受け入れる愛ですが、父の愛は条件つきの愛です。父の愛は子どもに期待し要求します。そしてそれに子どもが応えるときに承認という形で愛を与えるのだそうです。神の愛は無条件の愛と承認の愛の両方を含んでいます。無条件に「高価で尊い」ものとして愛してくださる(イザヤ43:4)一方、「~するなら」祝福を受けられるという、承認条件のようなみことばも多くあります。父なる神の愛は、私たちに期待し要求する愛です。子どもに何も期待しない父親は子どもを愛していると言えるでしょうか。「主はその愛する者を訓練し、受け入れるすべての子に、むちを加えられるのだから」(ヘブル12:6)。叱ったり、懲らしめたりすることも愛のうちです。私たちは無条件の愛により神の子どもとされました。善い行いや正しい行いで神の子どもであることを証明する必要はありません。しかしより能動的な神との関係は、父の愛の期待に積極的に応えていくことです。父の戒めを守るときに私たちの心は本当に満たされるのです(ヨハネ15:9-11)。(小林泰輔牧師)
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