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執筆者の写真みたまキリスト教会

主の忍耐

2022.03.06



◎ルカの福音書13:1~9

灰の水曜日をもって受難節に入りました。主の十字架をおぼえて過ごしたいと思います。3月11日は東日本大震災の記念日です。ウクライナのこともあります。苦しんでいる人を覚えて祈りましょう。今日までの箇所で、イエスさまが終わりの日の裁きについて語っていると、ニュースが飛び込んできました。ピラトによってガリラヤ事変が起き、幾人かのガリラヤ人が血を流したというのです。そこに居て知らせを聞いた人たちには、その犠牲者たちには何か神の怒りを買う罪があったのではないかと考えたかもしれません。それでイエスさまは同じ頃のシロアムの塔倒壊事件のことも引き合いに出しつつ、被害に遭われた人々は因果応報のようなことであったのかという問いには「そんあことはありません」と否定されました。しかしながら「あなたがたも悔い改めないなら、みな同じように滅びます」と言われました。一部の人の特殊な事件としてではなく、すべての人に共通する普遍的な大問題として教える機会とされたのです。私たちの周りの災いというものは、神を原因に始まるわけではありません。人間を懲らしめるために天罰を与えるのでもありません。しかし、微妙な違いではあるけれども、起きてしまった悲劇を通して私たちに警告されることはあるのです。どこか他人事のように捉えている私たちを目覚めさせるために「あなたがたも悔い改めないなら、同じように滅びます」と言われるのです。根底には神の愛があります。主は「だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられる」からです(Ⅱペテロ3:9)。あなたが父なる神のもとに帰ってくるのを燃えるような思いで待っておられるのです。あなたを待つ主の忍耐が表れているのが次のたとえ話です。ぶどう園に植えられたいちじくの木ですが、実をつけないので切り倒してしまいなさいとオーナーに言われます。切り倒されても仕方ない者ですが、そんな者のためにも園丁(番人)であるイエスさまは、肥料をやってみますから待ってくださいと執りなしてくださるのです。その間、主イエスは血を流して十字 架の上であなたが悔い改めの実をつけるのを待っておられるのです。お待たせしてはいけません。今日と呼べる日があるうちに悔い改めて主のもとへ立ち返りましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>

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