「アーメン」
2023.04.16
◎ Ⅰサムエル15:1~12
あわれみ深い神は、失敗したサウルに、関係をやり直そうと声をかけます。『今、主の言われることを聞きなさい。』(15:1)サウルの信仰を育もうと、神はサウルを試されます。信仰とは、“神はよいお方であると信頼し疑わないこと”と言えます。神が言われることは、私 が良いと思うことよりも確かで、間違いがありません、従います。アーメン。そう神の言葉に生きるとき、神に栄光を帰すことになるのです。神はサウルに、アマレク人とその家畜を聖絶(完全に神のものとして捧げ尽くす/呪われたものとして分離)せよと言われます。かつてアマレク人は、エジプトから脱出し長旅で疲れ果て倒れたイスラエル人を、後ろから襲って殺したのです。男も女も、年配者も幼子までも。その時、神は、アマレクの記憶を天の下から消し去ると、重ねて預言されました。あわれみ深く怒るのに遅い神ではありますが、神の定めたルールから意図的に外れ続け(=罪を犯し続け)、さらに他人を巻き込んで悪に陥れるアマレク人を、聖絶せよと言われます。厳かな命令ですが、この世の終わりのときには、イエスを信じる者と信じない者とを完全に分けられる、主なる神の姿を見ます。神のことばを聞いたサウルは、アーメンと神に従ったように思われましたが、『ただ、つまらない値打ちのないものだけを聖絶』します。(15:9)サウルは自分にとって良いと思うこと(最上級のささげ物を神へささげること)を優先させて、神の望まれていたことを無視してしまいます。加えて、民のことも思わず、自分の名誉のために生きることをサウルは選びます。そのために嘘に嘘を重ね、失敗を他人のせいにする。私たちも陥りやすい罪であります。神は何度もサウルをあわれんで、正直に罪を告白することを待たれるのですが、残念ながらサウ ルは神に従えなかったことを隠し、神に向き直(悔い改め)る気がなく、無関心です。ついに神は、これ以上サウルが罪に罪を重ねて責任ある立場ゆえの悪い影響が周りへ溢れないように、あわれまれて、サウルを王位から退けられます。『「主は、全焼のささげ物やいけにえを、主の御声に聞き従うことほどに喜ばれるだろうか。見よ。聞き従うことは、いけにえにまさり、耳を傾けることは、雄羊の脂肪にまさる。』(15:22)私たちは、自分の思い描くよいこと、それ以上に神がよいお方であると信頼する者とさせていただきましょう。神の言われることにアーメンと、信頼して歩むとき、その遣わされているところで、ああやっぱりこの神は本当にすばらしいと、聖霊が私たちを通して証ししてくださいます。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・森田学師>
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