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執筆者の写真みたまキリスト教会

「主だけを見つめて」

2023.03.05



◎ルカ20:20~47

律法学者と祭司長たちは、イエスを罠にかけるために質問をしました。「カエサル(ローマ皇帝)に税金を納めることは律法にかなっているでしょうか」というものです。その場には親ローマ派のヘロデ党も、反ローマ派の民衆もいましたから、どちらに答えても半分の人たちから反感を買うというものでした。税を納めることは我々の感覚からすると普通であり良き市民の義務と思いますが、納税のための硬貨にはカエサルの肖像とともに『神であり祭司』と書いてあったのです。ローマ皇帝を神と認めるのか?という攻撃も用意されている巧妙な罠でした。それに対してイエスさまは、硬貨を持って来させ、カエサルの銘があることを確認させると「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に返しなさい」と教えられました。アリかナシかという話は、クリスチャンライフにおいても議論になりがちですが、イエスさまの答えはアリナシを越えて、その向こうにおられる神ご自身を見つめなさいということでした。私たちには神の御名が刻まれているのだから、自分自身をまるごと神にお返しして献身して生きることに召されているのです。これはアリナシ論を越えて重要なことです。私たちは神さまからたくさんの恵みをいただいています。お返しなんてできるレベルを越えています。この世に生を受けて命をいただきました。そしてイエスさまの十字架の犠牲により神に贖われて(買い取られて)神さまのものにされたのです。そしてやがて、イエスさまとともに新しいからだによみがえり、新しい命をいただくのです。その神の国の命はすでに私たちのうちに始まっています。私は神さまのものです。そう言葉にするとき、心に喜びが湧き起こります。神さまが治めてくださる安心感があります。聖霊が心の中心に住んでくださり、アリナシを越えたところにある、神とともに生き、神に喜ばれ、神を喜ぶ人生に導き入れてくださいます。神ご自身を求め、主だけを見つめて歩んで参りましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>

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