「立ち返る恵み」
2023.08.13
◎ ルカ15:11~20
罪人を招くのは、イエス・キリストただひとり。人の罪を赦し、滅びから救い、永遠のいのちに生かすために。イエスさまの周りには、私は弱いダメな人間だ…と落ち込む人たち、片や、私は他の人たちよりも神を信じきよく正しく生きている。と自負している。そんな罪人たちが集まります。【1~3節】 どちらの弱さもあるのが私たち人間です。イエスさまは今、私たちが自身の弱さを認め、神に向き直(悔い改め)るよう語られるのです。 ★神との離別★神さまの一番そばで、幸せに暮らしていた弟息子は、“後は自分の好きにさせてよ。”と、神さまにしかない宝物を、根こそぎ頂戴し、飛び出 して行ってしまいました。【12~14節】神さまがくださるすべての善い賜物…真実の愛や、喜び、心の安らぎ…などは、その源である神さまを抜きにしては、使い方を間違え、枯渇してしまうのに。 ★気づき★自分の方から離れ、自分の思い通りにしてきたけど、もう…無理死にそう。神さまへ帰るきっかけは、たったそれだけでした。ハッとして、自分は罪ある(的外れな)者だと気づき、神さまへ向きを変えたその瞬間から、神さまとの関係は再び回復し始めるのです。【17~19節】神の愛は怖ろしいほどです。神さまのほうへ向き直る弟息子に、“わたしの財産を無駄にして、私を無視して好き勝手やって、人生失敗したよね。”とは言わない。神さまの愛とあわれみは、人の理解をはるかに超えています。【20~24節】 ★向き直り歩く力★しかしなぜ、豚の餌すら食べられず飢え死に寸前の弟息子が、はるか遠く離れた父なる神のもとへ帰ることができたのでしょうか。『彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ、ご自身の使いが彼らを救った。その愛とあわれみによって主は彼らを贖い、昔からずっと、彼らを背負い、抱いて来られた。』【イザヤ63:9】私たちが父なる神に立ち返る決意をした瞬間、私たちが瞬時に神のもとへ帰れるように、弱り果てた私たちを背負い、運んでくださる、イエスさまがいるからです。こんなに一方的に神から愛されている私たちは、神から離れ、愛を拒んで生きたいと思いますでしょうか。 ★神と永遠に生きる★愛し合っていた夫婦が、ある時を境に、もう愛し合わなくても、お互い今までの愛があるから、後は大丈夫…なんてことはありえません。神さまと私たちとの関係は、もっとすばらしい親密な関係です。絶えず神さまを求め続けることを、日々毎時毎分毎秒、大切に生きてゆきたいです。そんな渇いた霊を神様は喜ばれます。【マタイ5:3】その生きる姿からこぼれる神の愛は、私たちばかりか隣人をも潤すのです。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・森田学師>
Comments