救いは神と子羊にある
2023.12.17
◎ 黙示録7:1~17
前章で七つの封印の神の裁きについて語られた後、別の情景に移ります。四人の御使いが地の四方からの風を抑えています。それは害をもたらすようなものでしたが、もう一人の御使いがやってきて、すべての神のしもべたちの額に印を押してしまうまでは害を加えてはいけないと命じます。地上にある神の民と教会は、終末にはたたかいの中に置かれています。14万4千人という数字は象徴的なものだと思いますが、その最後の一人に印を押してしまうまでは大きな害がないように制限されているのです。その後は、天上の礼拝の光景を見せられます。「すべての国民、部族、民族、言語から、だれも数えきれないほどの大勢の群衆が御座の前と子羊の前に立ち、白い衣を身にまとい、手になつめ椰子の枝を持っていた」(9節)。その白い衣は子羊の血で洗って白くしたものでした。バプテスマのヨハネが預言したとおり、「世の罪を取り除く神の子羊」(ヨハネ1:29)となられた主イエスの犠牲により、すべての罪は洗い清められたのです。その礼拝の民は叫んで言いました。「救いは、御座に着いておられる私たちの神と、子羊にある。」(10節)牧者である子羊は、聖徒たちをいのちの水の泉に導き、その目の涙をことごとく拭い去ってくださるのです(17節)。この章から受け取る福音のメッセージもまたシンプルです。『十字架に犠牲となられた子羊イエスを信じて救われよ』そして、『やがて、すべての労苦が報われる時が来る』ということです。この地上においては、たたかう教会として迫害や困難にも立ち向かわなければなりません。罪とのたたかいも続きます。けれどもイエスを信じるだけで勝利は約束されます。そして天の礼拝においては、白い衣を着せられて神のみもとで永遠の休みに入れられ、涙も苦しみもなくすべての労苦が報われるのです。主イエスを信じて天の御国に入れられる日まで、信仰の道を歩み続けましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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