七つの鉢の苦しみ
更新日:10月24日
2024.07.21
◎ 黙示録16:1-21
ついに七つの鉢がぶちまけられ、災いが地にやってくることになりました。終末の時代における災いはこれまでも起きていましたが、それは地の三分の一の被害に抑えられていました。そこにはまだ人々の悔い改めを促す意図が神にはあったと思いますが、神の怒りが極まった今、災いは全地におよぶものとなりました。しかし驚くべきことにそれでも人々は悔い改めることはなく、むしろ神に対してけがしごとを言うような有様でした。七つの鉢の災いは、 1:ひどい悪性の腫物。出エジプトの第6の災いと同じです。 2:海が血に変わり海洋生物が死に絶える。 3:川と水の源も血に変わる。海の食物は食べられず、川から飲み水の確保も難しくなります。 4:太陽が人々を焼く。最近の暑さも炎暑と呼べるものですが、それ以上の暑さでしょう。今年の暑さも、悔い改めに導いてくださることを思い起こす機会として感謝しましょう。 5:獣の国が暗闇におおわれ、人々は苦しみのゆえに舌を噛む。光合成もできなくなると農作物 も不作になり飢えに苦しむでしょう。 6:ユーフラテス河が涸れて、東の方から王たちが攻め来たる道ができます。そして彼らは汚れた霊に導かれたサタンの勢力です。その軍勢の集合場所が「ハルマゲドン」です。 7:鉢が空中に撒かれます。空中の権威を持つサタンへの裁きです。すると稲妻、大地震、島が消えるほどの地滑り、巨大な雹が降り、大バビ ロンが倒れます。これらの災いを通して、神の声が神殿から響き「事は成就した」と言われます。神の怒りの裁きが極まったのです。主イエスの十字架上の言葉「完了した」と似ていますが、これは神のあわれみが極まった言葉です。裁きの日においてはもう人々は聖霊によって悔い改めに導かれることもなく、罪のおもむくままにさせられるのです。それ自体がとても厳しい裁きです。悔い改めの機会が与えられている今の恵みとあわれみの時代を感謝しましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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