検索
不正な管理人のたとえ話
2019.03.24
◎ルカの福音書16:1~9
このたとえ話ほどいろいろの解釈を引き起こしている話は、聖書の中でも数少ない。「光の子」の意味・「不正な管理人」のたとえ話に考えると、イエスは何もその管理人の行為が正しいということを論じるのではなく、彼の賢さを指摘している。イエスは、彼の弟子たちがたとえ話にあるように、悪い管理人と同様、日常生活で賢くふるまってほしいと忠告している。エッセネ派の分離主義に対し、イエスに従う者は誰でも外部の人々と兄弟愛の関係で暮らし、社会から隠遁してはいけなかった。イエスは、弟子たちに、光の子らの真似はするなと注意したのである。ルカ16章9節「そこで、わたしはあなたがたに言いますが、不正の富で、自分のために友をつくりなさい。そうしておけば、富がなくなったとき、彼らはあなたがたを、永遠の住まいに迎えるのです。」 (奨励・信徒)
Comments