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執筆者の写真みたまキリスト教会

主は私たちの王

2023.12.31



◎マタイ2:1~12

最初に救い主降誕の知らせを聞いたのは、貧しく差別もされていた羊飼いたちでした。しかし、次に幼子イエス(2歳前後?)を礼拝するために知らせを受けたのは、裕福で知識もある、しかし異邦人(消えた10部族なのでは?という説もある)である東方の博士たちでした。救い主は虐げられた弱い者のためにお生まれになったと思われがちで、それ自体間違いではないけれども、男女の差や民族の違いだけでなく貧富の差も関係なく、すべての罪人の贖いのためにお生まれになったのです。博士たちがイスラエルの血を引く者たちであったとすれば聖書預言の知識があったことも頷けます。さらに占星術という異教の習慣をも神さまは用いて、博士たちに救い主の誕生を気づかせました。そこでユダヤ人の王のヘロデ大王のところを訪ねますが、聖書専門家の本流であるはずの律法学者たちは、預言はすぐに思い当たったものの、その預言を信じる信仰や、御子の誕生を喜び、なんとでも礼拝したいというような熱意はなく、ヘロデのご機嫌を伺うばかりでした。「イスラエルの王としてお生まれになった方」と聞いたヘロデ王は嫉妬と権力にしがみつく思いに囚われ、博士たちを利用して御子を探し出して、密かに殺そうとしました。そのために多くの子どもたちが犠牲にもなったのです。イエスさまは博士たちの礼拝を受けました。博士たちが用意してきた贈り物は、黄金(王の証)、乳香(祭司の証)、没薬(死んで葬られる証)でした。没薬を幼子に送るのは明らかに奇妙でしたが、それも神の摂理の導きでした。「主は私たちの王、この方が私たちを救われる」(イザヤ33:22)。この世の王は、人々を救うことはありません。搾取されることすらあります。しかし、真の王であるイエスさまは恵みを施し、ご自身のいのちまで与えて私たちを生かしてくださる方です。この方に感謝と賛美の礼拝をささげましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>

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