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執筆者の写真みたまキリスト教会

向こう岸へ渡ろう

2021.08.15



◎ルカの福音書8:22~25

人生は、向こう岸を目指して船漕ぐ旅路のようなものです。一人一人の小船があり、また教会というキリスト者が相乗る船があります。そしてそこにはイエスさまが共にいてくださるのです。主イエスは私たちに「向こう岸に渡ろう」と冒険の旅に招いておられます。人生航路には困難や試練の嵐がありますが、主が共におられるならば、心を騒がせる必要はないのです。湖の向こう岸はゲラサ人の地、異邦人の地でした。船を漕ぎ出し、向こう岸で一人か二人の悪霊に憑かれた人を解放してくださいました。私たちの人生にも、教会の宣教の歩みにも、チャレンジがあります。未踏の地を行くような冒険かもしれない。支払うリスクに対して得られるものは一見多くはないのかもしれない。けれども、この物語の続きが示すように、たった一人の人でも救われるならば、私たちの人生にとって大きな喜びとなるのです。しかし、人生航路においては嵐があり、不安とのたたかいがあります。そんな中でイエスさまを見上げると、なんと主は眠っておられるのです。私たちは様々な不安を時に抱えます。このままでは死んでしまう!と叫ぶような八方塞がりの状況に陥ることもあるでしょう。イエスさまはヨハネ14:1 で「あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい」と言われます。もし、イエスさまが何かをする必要があるなら、眠ってはおられないはずです。ですから心を騒がせる必要はないのです。イエスさまが船に乗っておられるという事実だけで大丈夫なのです。目に見えて体感する波や風の事実を、主が共におられるという事実が凌駕するのです。弟子たちの不安な心の騒がしさにより、主イエスは目をさまされ、波風を叱りつけ鎮めてくださいました。「あなたがたの信仰はどこにあるのですか」と問われましたが、そんな弟子たちの不恰好無様な叫びにさえも主は応えてくださり、大いなるみわざを見せてくださるのです。この主のあわれみが、眠っている私の信仰を呼び覚まします。主と共に進む人生航路は前途洋々、向こう岸を目指して進んで参りましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>

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