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執筆者の写真みたまキリスト教会

宗教二世とニセ宗教

2022.08.21



◎ルカの福音書18:18:~30

「宗教二世とニセ宗教」の問題が今、大きく取り沙汰されています。私たちが子供たちへ信仰を継承していくと、言わば宗教◯世になるわけですが、世間的には“宗教二世”とは新興カルト宗教を無理矢理教え込まれた子どもという理解はあるようです。私たちもそこに含まれるということは杞憂かもしれません。けれども、子どもたちの自由意志を尊重しながら、神さまの愛と救いを伝えていきたいものです。本日の登場人物“富める青年”は宗教◯世です。何百世代と続くユダヤ人です。律法を厳格に守ように育てられたようです。そして経済的に恵まれた家系に育ちました。彼に足りないものは「永遠の命の保証」だけに見えます。そうして、イエスさまの元にやってきて「良い先生、何をしたら、私は永遠のいのちを受け継ぐことができるでしょうか」と尋ねます。しかし、主は「良い方は神おひとりのほか、だれもいません」と言われました。イエスはご自身を良い牧者であると言われましたから、イエスご自身が神であることを伏線を張るように迂遠的に述べたとも捉えられます。そしてそれは後に、十字架の贖いと復活と昇天によって証しされました。イエスは彼の目を自分自身から、神に向けさせたかったのでしょう。しかしまたイエスは彼の関心に沿って話を進められました。何をするべきかと言えば、十戒を守ることだと答えられたのです。宗教何百世でもある彼はそれは少年の頃から守ってきたという自負があります。けれどもイエスさまは彼に持ち物をすべて売り渡して貧しい人に分けなさいと言われます。彼にはそこまで徹底することはできませんでした。それで悲しんでイエスのもとを去っていきました。当時の価値観は、財産があるのは神の祝福の証であり善人の証でもありましたから、弟子たちは驚いて、彼が永遠のいのちを持てないのなら一体誰が救われるだろうかと言います。そこでイエスは「人にはできないことが神にはできるのです」と言われました。私たちには全財産を捨てることなどできません。またもはやそれをする必要もありません。イエスさまがすべてを捨てて私たちを贖ってくださったからです。私たちが売り払ったもので善行をしても、それで永遠のいのちを買うことはできないのです。ただ、イエスの贖いだけが私たちを救うことができるのです。神であるイエスにはそれができるのです。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>

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