弱い者を勇士にされる神

2025.02.02

「弱い者を勇士にされる神」

◎士師記６章～７章

イスラエルがミディアン人の脅威に晒されている時に、ギデオンは酒ぶねの中で隠れて小麦を打っていました。ところが、この話の結末は、そんなギデオンが神に用いられてイスラエルは勝利するというものです。神さまの御使いに出会ってもギデオンはまだ慎重でした。自分がどのような者で あるのかを知らずに歩んでいたギデオンに、神さまは「あなたは勇士だ」と言われ、「行け、あなたのその力で」と言われたのです。主がともにいてくださるときに私たちはどんなことでもできるのです。勇士になることも、知恵者になることもできます。大切なことは私が弱いか強いかではなく、ともにいてくださる主の存在を信じることです。そうしてギデオンを通してイスラエルに勝利がもたらされたのですが、イスラエルを勝利に導くためにギデオンが用いられたとも言えますし、ギデオンに信仰を与えて作り変えるためにイスラエルの勝利が用いられたとも言えるのではないでしょうか。私たちの人生の物語は、神の物語（神の歴史的なご計画）の中に編み込まれ、天の御国という壮大な絵柄の大きな布が完成します。神のご計画が私たちの人生に、いわば侵襲と言ってもよいような形で介入し、私たちが神の愛によって作り変えられることで、私たちの人生は「アドナイ・シャロム（神の完全な平安）」に支配されます。それが神に出会うということです。神に出会って変えられた人は、教会を形成し、教会は大きな布になってほかの誰か−−人生に行き詰まった人や虚しさを覚えている人をくるんで温めることができるのです。＜清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師＞