心配しない
2024.01.28
◎マタイ6:25~34
私たちには、さまざまな心配事があります。衣食住の問題、健康の問題、人間関係の問題、さまざまです。けれどもイエスさまは心配しなくてもよいということを弟子たちに教えられました。空の鳥を見なさいと言われました。神さまがお造りになった世界で、鳥は自由に空を羽ばたいて生きています。鳥は食べ物の心配などせず、畑を耕したりはしません。神さまが養ってくださるので、ただかわいらしい声で神さまを賛美するのみです。また、野の花を見なさいと言われました。イスラエル地方にも咲く「アネモネ」のことではないかと言われますが、一日咲いたら、荒野を吹く乾燥した風により次の日には枯れてしまうような花です。そんな花でも神さまは美しく装ってくださり、ソロモン王国の栄華さえそれには及ばないというのです。神さまが造られたこの世界の中で、私たち人間は最も神さまから愛されている存在です。空の鳥や、野の花でさえ、いつくしみ、守り、養われる主なる神さまが、まして私たちに良くしてくださらないことがありましょうか。ですから、心配事や自分の思惑は神さまにお委ねし、神さまが喜ばれること(神の国と神の義)を第一に生きていきなさいというのです。そうすれば、私たちのすべての必要を知っておられる神さまは、私たちが願うより先にすべての必要を満たしてくださるのです。神は良い父であると信頼し、天を仰ぎ見ることが「信仰」なのです。そうでないなら、「信仰が薄い」とイエスさまは教えられました。子どものように、素直な心で神さまを仰ぎ見て、良い父である神のふところに飛び込み、その胸に抱かれるようにして養われることを信じましょう。そして、父なる神の喜ばれることを生きる指針の第一にしましょう。そうすれば、心が平安に満たされ、すべての必要は満たされるのです。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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