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執筆者の写真みたまキリスト教会

救い主が来られる

2022.11.27



◎イザヤ書9:6~7

分裂王国時代にイザヤは預言者として活躍しました。また同時代にはミカという預言者もいました。北イスラエル王国がアッシリア帝国により滅ぼされるのを間近に見ながら、南王国ユダとて悔い改めなければ同じように神のさばきに会うと預言をしたのです。けれども王国の回復や、イスラエルがまことの神のしもべとして立ち帰るべきことも預言しました。聖書預言は二重性とも言える意味があり、その時代に成就するものでありつつ、同時に未来のことを指し示すこともあります。この時代において救国の指導者が生まれることが待ち望まれ、それはヒゼキヤ王などの善王の登場によって部分的には成就したと言えますが、しかし、さらに究極かつ完全な救いをもたらすメシアはなお待ち望まれる者でありました。イザヤはその方は「不思議な助言者」「力ある神」「永遠の父」「平和の君」であると預言しましたから、メシアは並の人間などではないことが分かります。また、ミカはユダの滅亡を預言しましたが、それでも小さな町ベツレヘム・エフラテから救い主が生まれることを預言しました。果たしてその通りにベツレヘムで主イエスは生まれ、弱く小さいみどりご(赤子)として生まれてくださったのです。強大な力をもって国を興すのではなく、十字架の上で死に、三日目によみがえることによって永遠のいのちを与え、もう一度来られるときに御国を建てあげてくださるのです。アドベントは救い主の到来を待ち望んだイスラエルの民のように、今は再臨の時を待ち望むことでもあります。主の再臨によって御国は完成するからです。神はイスラエルを諸国民の光として立てられましたが、まことのしもべとしての責務を果たすことのできなかったイスラエルの代わりに、まことのしもべ、苦難のしもべ(イザヤ53章)としてイエスさまを送られたのです。そしてユダヤ人もギリシア人も関係なくイエスを信じる者をまことの霊的イスラエルとして立ててくださるのです。教会は主がこの地にあって世の光、地の塩となるべく建てあげられたものです。私たちもベツレヘムの町のように小さな者ですが、世界を照らす光となるのです。やがて主はもう一度、人々の見ている前でこの地に来られ、御国を完成させてくださいます。イエスさまの初臨が神のご計画の確かであることの証しです。再臨を待ち望み、この地にあって主のしもべとして忠実に歩んでまいりましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>

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