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救い主の誕生
2022.12.25
◎ルカの福音書2:6~20
救い主の誕生の知らせを聞かされた人たちの話をみてきました。マリアへの受胎告知とヨセフへの受胎告知がそれぞれルカとマタイによって描かれましたが、ここでは羊飼いたちへ救い主の誕生が告げられます。ヨセフとマリアはナザレに住んでいましたが、ローマ皇帝の命令によって住民登録が行われることになり、ベツレヘムに向かったのです。そこで預言の通りにベツレヘムの宿屋にあった飼葉桶の上にイエスさまはお生まれになりました(馬小屋とは書いていない)。羊飼いたちは、飼葉桶に寝かせられた救い主を一目見るために走っていきました。そして生まれたばかりのイエスさまを礼拝したのです。イスラエルの人々が住民登録のためにあちこちに大移動して宿屋も賑わうような中で、羊飼いたちはいつもと同じ日常でした。なぜなら、ものの数に入れられていないかのような身分だったからです。まず初めにそのような低く、貧しくされた人たちのところに、救いの喜びの知らせはもたらされました。ヨハネの福音書は、ルカやマタイとは違う形で救い主の系図を描きます。それは天地の創り主のひとり子という系図です。そして、その系図にイエス・キリストによって私たちが生まれたと、天では名が記されるのです。身分の高い低いも、人生の功績のあるなしも関係なく、ただイエス・キリストを自分の救い主として心にお迎えする⇒だけで、神の子どもとされるのです。「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。」(ヨハネの福音書1章12節)<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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