神さまの約束
2023.08.27
◎創世記15:1~6
今日はアブラム(アブラハム)と神さまとの約束のお話です。アブラムは父親など親族とともにカルデアのウルというところ(またはハラン)に住んでいました。そこは月神を拝む偶像崇拝の地でした。天地を創られた真の神がアブラムを呼び出し、約束の地に向けて旅立つよう命じます。アブラムは主を信じて、そこがどこか、どういうところかを知らないまま、旅立ちました。そうすれば神が祝福をくださると約束してくださったからです。(12 章)次の約束は、アブラムに星空のようにたくさんの子孫が与えられるというものでした。しかし、その時点でアブラムも妻のサライも歳を取りすぎていました。俄かに信じられるような約束ではありませんでした。アブラムはしもべのエリエゼルを跡取りにと考えたこともありましたが、神さまがその方法を退け、あくまでも約束の成就を待つように言われたので信じて待ちました。(15章)それからさらに数十年の時が経ました。アブラムが99歳の時、神さまが現れ、アブラムとの約束をもう一度思い出させてくださいました。「わたしは全能の神である」と神には不可能はないことを示し、「わたしの前に歩み、全き者であれ」と言われました。これは道徳的に完全な者であれ、義人、善人であれという意味でなく、神に対する信頼において完全でありなさいという意味でした。そうすれば、約束の通りにあなたの子孫を大いに増やすと言われました。やがてその初穂となる息子イサクが与えられ、その子孫からイスラエルの民が増え広がっていきます。やがてそのイスラエルの子孫として来られた御子イエスさまによって私たちもアブラハムの霊的子孫に数えられることとなりました。アブラハムは信仰の父と呼ばれます。アブラハムの信仰は、神さまに完全に信頼して約束を信じて待つところにありました。それが彼の信仰の表現であり、それが彼の義(信仰の証)であったのです。私たちも信仰の父に倣って、神さまに全幅の信頼を置いて、約束の賜物である信仰が与えられることを待ち望みましょう(エペソ2:8)。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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