神のいつくしみと厳しさ
2022.11.06
◎ローマ人への手紙11:22
キリスト伝道隊秋の連合聖会が、対面集会として久しぶりに行われました。みことばから恵みを受け、共に救いの喜びに立ち返る集会となりましたことを感謝いたします。集会のテーマは「スルーしてない?神のいつくしみと厳しさ」というものでした。総会開会礼拝も含め5回のメッセージを振り返りつつ、ともに恵みを分かち合いたいと思います。この集会を貫く一つの流れは、「再臨に備える」ということであったと思います。五人の教師がそれぞれ、主題聖句から導かれて語りましたが、一本の線でしっかりと結ばれていた聖会でした。それが再臨に備えるためのメッセージであったと思います。開会礼拝でまず「あなたがたの間で良い働きを始められた方は、キリスト・イエスの日が来るまでにそれを完成させてくださると、私は確信しています」(ピリピ1:6)と語られました。そして集会1では「異邦人の満ちる時が来るまで」について語られ「こうしてイスラエルはみな救われる」と、御国の完成に向けたイスラエルと異邦人へのそれぞれの計画にある神の深遠な御心を学びました(ロマ11章)。集会2では、ミナのたとえ(ルカ19:11-27)から、王の不在の時つまり今の時代において、預けられたミナであるところの救いの喜びを用いて御国の拡大に向けなすべきことは何かを問われました。それは個人的なことではなく、共同体として教会が調えられていくことでした。そうしてまことの王イエスの来られる日まで、主のいつくしみに信頼して互いに祈り合い、愛し合い、教会となっていくことを学ばされました。集会3においては、地上の生涯、信仰の歩みにおいて、たとえひととき倒れるようなことがあっても、兄弟姉妹をさばくのではなく、愛で覆い、赦し合うことを学びました。「しもべが立つか倒れるかは主人次第です。しかし、しもべは立ちます。主は彼を立たせることがおできになるからです」(ロマ14:4)と、彼に信頼する者は失望させられることはない、その確信が深められました。集会4では、主の日に立っていられるかどうかは、キリストの「いつくしみ」にとどまり続けるかどうかにかかっていることが語られました。「わたしの愛にとどまり なさい」(ヨハネ15:9)とは、ありのままで神の胸に飛び込み、そこにとどまり続けることで造り変えられ、成長することを教えられました。終わりの日のさばきは神のきびしさが表されるものとなるでしょう。しかし、もう一度主が来られる再臨の時に備えて、神のいつくしみにとどまり続けるなら、誰でも救われるのです。救いの確信をもって喜びのうちにその日を迎えられるよう、慈しみ深い主に信頼して歩みましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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