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執筆者の写真みたまキリスト教会

神の国の幸い



2021.05.16

◎ルカ6:20~26

主イエスは「神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」と言われました。悔い改めるとは、あなたの構想を捨てなさいということであり、当時、ユダヤ人には三つの構想がありました。①この世から離れて精神世界に逃げ込むこと(ex.クムラン教団)②この世と妥協すること(ex.ヘロデ党)③武力革命(ex.熱心党)しかし、主はそのどれでもない方法でイスラエルの統治を完成されます。それが良き知らせ、福音なのです。主の統治を受け入れるなら、すべてが新しくされ、何が幸いかという価値観も変えられます。貧しくても神がともにおられるなら平安があります。食物に飢えてもたましいには満たしがあります。今泣いていても主とともに笑う日が必ず来ます。クリスチャンであることを公言して疎まれても天において大きな報いがあります。しかし、私たちの人生構想はこうではありません。なるべく富をたくわえようと自分のことに躍起になります。実際、豊かな生活をしているので神を求めることをしなくなります。満腹になり、たましいの満たしを求めず、苦しみはなるべく避け、隣人の笑顔のために苦しみを請け負うこともなく、キリスト者であることを隠して世渡り上手になっていきます。人々の前で御父を知らないと言う私たちに、やがてのとき、御父もまた「あなたを知らない」と言われるでしょう。どんなに地上の暮らしを良くしようとしてもそれは砂上の楼閣です。主イエスの再臨とともに神の国がやって来る時には空しく崩れ去るものです。自分中心の人生構想を捨て、神の国の構想に生きることです。主イエスは世の終わりまでともにいてくださいます。神のみそばにいることこそが幸いです。御国の完成まで主とともに歩んでまいりましょう。(小林泰輔師)

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