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執筆者の写真みたまキリスト教会

罪を思い出さない神

2021.07.11



◎ヨハネの福音書7:53~8:11

自分はあの人よりは正しいと思っている人たちが、イエス様の前に、姦淫の罪を犯して掴まった女性をひっぱってきました。夫婦のために創られた性、その外で関係を持つことを神様は悲しまれます。彼らは、この女性を利用して、どっちに転んでも、イエスにとって不利なことを言わせて、捕えようと企んでいました。イエス様は、彼らが女性にしたひどい仕打ちに対しての怒りと、女性が無慈悲にも連れて来られたことを可哀そうに思い、身をかがめて、顔を地面に向けておられました。そんなイエス様の思いなどよそに、まんまと罠にはめたと思ったその時、イエス様は口を開かれます。7節『あなたがたの中で罪のない者が、まずこの人に石を投げなさい。』なんと、イエスを追い詰めたはずが、人間が避けて通れない、罪という大きな問題に、光をあてられることになったのです。誰もが、私にはこの女性をさばく資格などないのだ。恥ずかしい。そう思ったに違いありません。全ての人が立ち去った後、イエス様と向き合った女性は、イエス様に罪を告白したのだと思います。『イエスは言われた。「わたしもあなたにさばきを下さない。行きなさい。これからは、決して罪を犯してはなりません。」』私たちは、あの人ほど私は悪いことをしていない。人と比べてしまいがちです。また、特に自分に対してされた悪は簡単に赦せません、手放せません。そんな私たちに言われています。『わたし、このわたしは、わたし自身のためにあなたの背きの罪をぬぐい去り、もうあなたの罪を思い出さない。』(イザヤ書43:25)イエス・キリストは、そこまで私たちを愛して下さり、罪の苦しみ悲しみの底なし沼から引きあげてくださって、罪を拭い去り忘れてくださるのです。同じように私たちも、人の罪を手放すことができますように。私たちの心が、人のした悪ではなくて、その人の罪をも赦し、救おうとされている愛の神様に、向けさせてくださいますように。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・森田学師>

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