言うべきことを言う
2022.01.23
◎ルカの福音書12:1~12
言うべきことを言う、当たり前のことのようで難しいこともあります。特に言論を取り巻く環境が大きく変化してきた昨今はそうかもしれません。またそこには恐れがあります。しかし、今朝の箇所は、本当に言うべきことならば恐れずにそれを言いなさいと語っています。必要ではないこと、むしろ不要、無駄な言葉を多く口にしていることを反省させられます。陰口、悪口、愚かな噂話。これは「パリサイ人の偽善」に表れているもので、神のためではなく、権威や名声のために奉仕するような人々のすることです。私たちが本当に言うべきことは何か。それは、イエスがキリストであり、私の救いはイエスにあるということです。私はそれを知っていると語ることです。イエスさま御在世当時は秘密とされたことが明るみに出され、言い広められるのです。難しい宗教論は要りません。自分の経験したことを話すのです。うまく喋れないことを恐れる必要はないし、誰かに否定されることを恐れる必要も、自分の証しが受け入れられるかを恐れる必要もありません。証しをする時にも、どんな時にも、私たちには天の父の守りがあります。一羽のすずめさえ、父の許しなしには地に落ちることはないのですから、ましては愛する子どものためにはひとすじの髪の毛すら落ちることのないように守られるのです。私たちの父は良い父だからです。そしてまた聖霊も私たちを導いてくださいます。聖霊の導きに信頼することです。一方で何を語るかは心配するなと言い(ルカ 12:11)、他方でペテロは何を語るべきか弁明の用意をしておきなさいと言います(Ⅰペテロ 3:15)。しかしこれは矛盾ではなく、私たちは私たちにできることとして証しの準備をしておく、そして神さまは働いてくださり、最善に導いてくださる。私たちの努力と神の働きは矛盾することではありません。私たちは神の領域を冒してまで頑張る必要はありませんが、私にできることを力を尽くしてします。何かを成し遂げたとしても、それは神さまにしかできない領域での助けがあってこそ成し遂げられたことですから、すべての栄光を主に帰することです。主は良いお方。そのことを私は知っている。ただひたすらこのことを証しして生きていきましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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