千年王国の王
2024.12.15
「千年王国の王」
◎黙示録20:1~15
「千年王国」という言葉は聖書にはありませんが、再び地に来られるキリストが千年の間、王として治めると書いてあります。そして、そのときにはキリストを信じた者たちも祭司として、王と、共に治めるとも書いてあります。すでに死んでいた信徒たちはこのときに復活します。これを「第一の復活」と呼びます(ただし、「第二の復活」という言葉は出てきません)。このことから「千年王国」または「千年期」と呼ばれています。この千年の期間には、サタンは縛られ、底知れぬ所に投げ込まれ、封印されます。この千年期が終わるまで不信者がよみがえることはあり ません。千年期の終わりにサタンは一時的に解き放たれ、ゴグとマゴグを惑わし、神と聖徒たちの陣営に戦いを挑みます。「ゴグとマゴグ」は、ある地域、ある統治体を示しています(現代あるいは未来において何を指すのかは完全には明かされていません)。その人たちは千年期のキリストの完全な統治を目にしながらなおサタンに従うというのですから、サタンの惑わしの巧妙さのゆえか、人間の底知れぬ欲望のゆえか、恐ろしさをおぼえます。しかし、聖霊なる主は私たちの信仰を終りまで保ってくださいますから、主にゆだねる者には平安があります。千年期の終りに、すべての死者がよみがえります。そして、古い天と古い地は消え去り、白い御座とそこに座す方だけがおられる空間で最後の審判が行われます。そのとき、主を信じて歩んだ者はいのちの書から名が読み上げられ、信仰とその行いに応じて良い報いを受けます。罪についての訴えはイエス・キリストの十字架の犠牲により無効とされ、永遠のいのち、新天新地における生に定められます。しかし、最後まで主を信じることのなかった者は裁きを受けるためによみがえり、その不信仰と行いのゆえに、永遠の死に定められます。これを聖書は「第二の死」と呼びます。サタン、死とよみ、いのちの書に名前の記されていない者は火の池に投げ込まれます。今の時の試練や患難はひとときのことでありますが、新天新地は永遠のものです。そこに入る方法は極めてシンプルです。自分を主にするのをやめ、悔い改め、イエスを主として受け入れ、神を愛し、人々を愛して生きていくことです。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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