休め!
2023.11.05
◎ 出エジプト20:8~11
神さまは私たちに、六日間仕事をして、七日目は休めと命じられました。心を亡くすと書いて「忙」と書くように、あまりに忙しいと心もからだも疲れ果ててしまいます。忙しさに囚われて「休め!」と命じられないと休めない私たちのために、神さまは七日ごとに休むことをルールにしてくださったのです。七日目に休むこの「安息日」は聖なるものとされました。それは安息日をちゃんと守って真面目に緊張感をもってこの日を守らなければならないという意味ではなく、他の日とくっきり区別したという意味です。安息の日ですから、この日は楽しみの日、祝祭の日であり、緊張する日ではないのです。何を祝うのかと言えば、それは神さまがこの世界と私たちをすばらしくお造りになったことと、エジプトの奴隷状態(申命記5:5)や罪の奴隷状態から十字架の贖いによって救われたことを思い起こしてお祝いするのです。人間はすぐに神さまの恵みを忘れるので、七日ごとに集まってみんなで一緒に神さまに感謝と賛美をささげるのです。これが日曜礼拝の意義です。本来、安息日は土曜ですが主イエスの復活された日曜(主日)に集まることがキリスト教会の伝統になりました。イエスさまは私たちを安息に招いておられます。疲れた人、重荷を負わされている人、すべての人をご自身のみもとで休むように願われています。私たちのたましいとからだは六日間のうちに無自覚にバランスを崩します。ですから七日ごとに主にある安息に帰るのです。そうかと言って、その他の六日間はイエスさまから離れて良いわけではありません。ぶどうの樹のイエスさまから離れては枝である私たちは何もできないからです。イエスさまの願いは、私たちをご自身の安息に招き、共に生きることです。「おいで」と招かれたところで主イエスは私たちの話を聞いてくださいます。楽しかったことや辛かったことを話します。そうしてイエスさまの御顔を仰ぎ見ると笑ったり泣いたりしている、そんな気がします。祈りが聴かれていることを知って私たちの渇いた心が癒されます。安息日は恵みのリズムです。これに調子を合わせることが楽しく幸せな礼拝と献身の生活になるのです(ローマ 12:1-2)。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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