top of page
執筆者の写真みたまキリスト教会

あなたの道を主にゆだねよ

2023.09.24



◎創24:1~9

イサクの結婚のお話ですが、これは同時にアブラハムのしもべ(エリエゼル?)の冒険のお話でもあります。アブラハムは息子イサクのためにお嫁さんを迎えようと思いました。しかし、カナンの地の人々は偶像を拝む人たちばかりだったので、まことの神さまを信じる人たち(親族)の中からお嫁さんを迎えるために、自分の故郷にしもべを派遣することになったのです。たくさんのらくだにたくさんの贈り物を持たせて出発しました。アブラハムの故郷に辿り着いたしもべですが、たくさんいる人の中から誰がアブラハムの親族で、誰が神さまを信じる人か、探し出すのはとても大変です。そこで、しもべは神さまに 祈りました。井戸のそばで出会う女性に「お水を飲ませてください」と言ったときに飲ませてくれ、「らくだにも飲ませてあげましょう」と言ってくれたら、その方が神さまの導いてくださった方と信じます。そんな祈りをしました。しもべはきっと、主人のアブラハムがそんなふうにいつも神さまに祈って物事を決めていく姿を見て学んできたのでしょう。アブラハムは「私は主の前に歩んできた」と言っていました。神さまがアブラハムに「わたしの前を歩きなさい、そして完全に信頼しなさい」(創17:1意訳)と言われたからです。「全き者であれ」とは道徳的に完全な者であれというよりかは、神さまに完全に信頼する者でいなさいという意味だと思います。確かにアブラハムの生涯は失敗もありながらも、神さまにゆだねきった生涯でした。しもべにもイサクにも子孫にも、その信仰は継承されていきました。神さまは必ず祈りに応えてくださる。そんな信頼を寄せて祈るときに、神さまは期待以上の応えをくださいます。しもべが祈り終わらないうちに早くも一人の女性が近づいてきます。その人はリベカといってアブラハムの親族でした。そして祈りの通りに、らくだにも水を飲ませてくれる優しい女性でした。しもべは神さまの前にひざまずいて感謝の礼拝をささげました。リベカの兄で保護者のラバンもそしてリベカ本人もこのことを神さまの導きと信頼して決心しました。そしてアブラハムのようにリベカもまた、嫁いで行く先がどのようなところかを知らずに、信仰と信頼によってイサクと結婚したのです。イサクもまた神さまの導きに信頼してリベカを迎え、心からリベカを愛しました。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page