危急存亡の秋
2021.10.24
◎ルカの福音書10:1~16
危急存亡の秋とは、生きるか亡ぶかの瀬戸際が近づいているという意味です。なぜ秋(「とき」と読むが)なのか、それは、秋は収穫の時で、万物が成熟する大事な時であるからとのことです。聖書のメッセージにおいても今は秋です。収穫の見込める時でありますが、もし不作なら飢えにも結びつく重要な時でもあります。主イエスは「収穫は多い」と言われました。目を上げれば刈り入れを待つばかりとなった豊かな実りがあります。私たちの周りにも救いに導かれるべき魂が多くあります。しかし、それにもかかわらず、働き手が少ないのでせっかくの実りが無駄になろうとしているので、働き手を送ってくださるように、収穫の主に祈りなさいとあります。そのように語られて、イエスさまは72人の弟子たちを伝道に派遣しました。また、「神の国は近づいている」とも語られました。イエスさまが来られたことで、神の国が到来しました。その成熟の時は近づいています。神の国(支配)が近いという知らせが福音であり、良い知らせですが、それを受け入れない人にとっては、滅びの選択をする時となってしまいます。弟子たちに伝道の手引きを語る際、イエスさまは、拒む人たちを説得しなさいとは言われませんでした。ただ、神の国が近いということだけは知っておいてくださいと言いなさいと教えられました。神さまはあわれみ深い方であり、今、受け入れられない人のためにも待っていてくださいます。神の国が近いことだけは覚えておきなさいと、いつか信じられるチャンスが来るようにと待っていてくださいます。危急存亡の秋において、亡びを選び取ることがないように、この秋を逃すと次はないかもしれません。イエスを主と信じて、神の支配を受け入れて救われますように。また、私たちクリスチャンも、緊迫感をもって神の国を宣べ伝えましょう。父を葬るという尊いわざより、さらに緊急大事なこととして宣教を位置付けられました。宣教に必要なものはすべて、知恵も力も機会も、収穫の主がご自分の収穫のために整えてくださいますから、信じて従い、収穫の働き手となるべく立ち上がりましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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