神の御心を行う者

2025.03.09

「神の御心を行う者」

◎Ⅱサムエル3：6-11、Ⅱヨハネ2：15-17

★欲に生きるアブネル、そしてヨアブ★前王サウ ルと、その息子ヨナタン（ダビデの親友）が亡くなった後、ダビデは主の御声に従い、ヘブロンでユダ部族の王となります。（２：１）しかし、ユダ以外の１１部族は、サウルの部下アブネルに従います。（２：８、９）アブネルはダビデと敵対し、自分の力で勢力を伸ばし、主君イシュ・ボシェテを脅し見下します。（３：７、８、１１）ところがです。自己中心に生きるアブネルでさえも、神の計画“ダビデを全イスラエルの王とする”という神の働きには逆らえず、１１部族をダビデに返します。（３：９、１０）その一方で、神の働きを無視し、自分の欲に生きる人々の間では、アブネルに兄弟アサエルが殺され復讐に囚われたヨアブの、残虐なアブネル暗殺計画が実行されます（３：２７）さらに、承認欲求に駆られた者たちに、イシュ・ボシェテまでもが暗殺されてしまいます。（４：８～１２） ★私たちのアイデンティティ★私たちから神の愛と尊敬を失わせる、三つの欲があります。①肉の欲。身体の欲求を満たすために自己中心的になること。②目の欲。心の欲を満たすために生まれる、他人への嫉妬。③暮らし向きの自慢。肉と目の欲へつながる、承認欲求と自己顕示欲。（ヨハネ①２：１５、16）私たちはいつも、これらの欲との戦いがあります。サタンは必死だからです。神の子どもとされた私たちに、神の愛を見失わせ、その愛をほかの人たちへ知らせてほしくないために、私たちを欲で自滅させようと必死です。しかし、私たちは、先ず神に感謝します。私たちはすでに神にその存在を認められ、神の愛が注がれているからです。私たちは神に愛され生かされ、神ご自身のすばらしさを、その愛を分かち合う、という神のみこころを行うために召された、大切な一人ひとりです。私たちが神のみこころ行うために、私たちのうちに住まわれる聖霊が、私たちの感情や欲をコントロールするための、自制を育んでくださいます。たとえ失敗しても、気落ちしたりせず、聖霊により頼み続けましょう。 ★自分の行いではなく、神の恵みに信頼する★ 神のみこころを行った者が、神に認められるという順番では、条件付きとなり、神の恵みを思わない生き方となってしまい、とても苦しいです。救いさえ疑わしくなります。私たちは、私たちを救い永遠のいのちを与え最後の時まで私たちを担われる、神の約束に信頼し、神のみこころを行う者とならせていただいていることに感謝するものでありたいです。『世と、世の欲は過ぎ去ります。しかし、神のみこころを行う者は永遠に生き続けます。』（ヨハネ①２：１７）＜清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・森田学師＞