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聖霊による愛の注ぎ
2022.06.12
◎使徒の働き2:1~21
先週は聖霊降臨日(ペンテコステ)礼拝でした。主イエスが昇天されてから、10日目に約束の聖霊が弟子たちに下った、その記念の日であり、教会の誕生日とも言える日です。このペンテコステについての本日の聖書箇所を読むと不思議なことが書いてあります。しかし、著者ルカはそのことを表現しきれなかったようです。風は吹いたのか(2節)、炎のような舌(3節)とは何なのか。このことから、聖霊が下るときの「現象」よりも、その結果として「弟子たちに起きた変化」の方が重要であると言えるのではないでしょうか。このとき、弟子たちに起こった変化の一つは「ことば」の変化でした。いろいろな国のことばで話し始め、その国の人には理解できたというのです。かつて、バベルの塔のときに起きたことばの混乱と反対のことが起きたのです。私たちも「イエス・キリスト」を共通言語として、世界中の人と分かり合うことができます。また弟子たちは、他の人たちから「酒に酔っている」(13節)と思われるほど、大胆になりました。それで立ち上がって声を張り上げて証しを始めたのです。ユダヤ人の迫害を恐れて閉じこもっていた頃(ヨハ20:19)には考えられなかったことです。また弟子たちが、そのような行動に出たのは、この群衆のたましいに対する愛が与えられたからではないでしょうか。「聖霊によって、神の愛が…心に注がれたのです(ロマ5:5)。聖霊の満たしによって私たちに起きるもっとも大きな変化は、神の愛が豊かに与えられることなのです。<みたまキリスト教会礼拝メッセージ・小林泰輔牧師>
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