聖霊に導かれて前進する
2022.06.05
◎Ⅰペテロ4:7~11、エペソ4:16
ペンテコステに合わせて教会の5つのビジョンより「聖霊に導かれて前進する」というところを見ていきましょう。教会のわざは、聖霊のわざです。「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって」(ゼカリヤ4:6)神殿再建はなされましたが、その時に用いられたのは、神によってその霊を奮い立たされた人たちでした。ですから、教会形成もまた、聖霊が人を用いてなされるわざです。各人が与えられた賜物を喜んで神にささげつつ用いていくことを、聖霊は励ましてくださるのです。賜物というのはなんでしょうか。ローマ12章、第一コリント12章、エペソ4章、第一ペテロ4章などをご参照ください。まとめると、個人の資質や才能や情熱や、特別な霊的賜物や、ミニストリーや召命などのことです。しかし、賜物というとそれが才能のことだけを指すかのように捉えられがちです。そこで、自分にはそういう才能はないからできないと、何かを諦めてしまうことがあります。それを方便に主の召しから逃げるようなこともあるかもしれません。たとえばリーダーシップを例に挙げるなら、それは訓練で身につけることができます。大切なのは神が与えてくださる情熱であり、霊を奮い立たされるということです。主のお入り用ならばと、御声を聞き、立ち上がる信仰です。私たちは一人一人個性豊かにユニークに造られた存在です。そしてそれぞれにユニークなストーリーを持っています。それらすべてが神さまからの恵みです。人生経験も大いに用いていただくことができます。苦しんだ経験は、同じような苦しみにある誰かを慰めるために用いられますから(Ⅱコリ1:4)、それもまた恵みの賜物です。大切なことは、それらの「恵みの良い管理者」(Ⅰペテロ4:10)であることです。それらの恵みと賜物を磨き、成熟させ、発展させ、キリストの御名があがめられ、御国が来つつあることを知らしめることが私たちの役目です。前進することは後戻りすることではありません。新しい教会を作り上げていくことは、コロナ禍以前の教会に戻ることではなくて、さらに新しい皮袋になっていくことではないでしょうか。福音の力は常に私たちの霊的細胞を新しく生まれ変わらせてくださいます。この患難をも恵みと成長の機会として、祈り続け、考え続け、前進し続けてまいりましょう。<清和キリスト教会YOUTUBEオンライン礼拝・小林泰輔牧師>
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